Ubuntu環境にJavaScript/TypeScriptランタイムであるDeno(ディーノ)をインストールした際の備忘録です。
Node.jsとは異なり、シングルバイナリで管理が楽なのが特徴ですが、パスを通す手順などで躓かないように手順を残しておきます。
環境
- OS: Ubuntu 22.04 LTS (その他のバージョンでも概ね同じです)
- Shell: bash
1. 事前準備(curl, unzip)
公式のインストーラーを使用するために curl と unzip が必要です。入っていない場合はインストールしておきます。
Bash
sudo apt update
sudo apt install curl unzip -y
2. インストールコマンドの実行
公式が提供しているシェルスクリプトを実行します。
Bash
curl -fsSL https://deno.land/x/install/install.sh | sh
実行後、以下のようなログが表示されればダウンロードと配置は完了です。
Plaintext
# 出力例
Deno was installed successfully to /home/ユーザー名/.deno
Manually add the directory to your $HOME/.bashrc (or similar)
export DENO_INSTALL="/home/ユーザー名/.deno"
export PATH="$DENO_INSTALL/bin:$PATH"
Run '/home/ユーザー名/.deno/bin/deno --help' to get started
Note:
この時点ではまだ
denoコマンドは使えません。ログに書かれている通り、パスを通す必要があります。
3. パスを通す(環境変数の設定)
.bashrc(Zshを使っている場合は .zshrc)に環境変数を追加します。
設定の追加
以下のコマンドを実行して、設定をファイルの末尾に追記します。
Bash
echo 'export DENO_INSTALL="$HOME/.deno"' >> ~/.bashrc
echo 'export PATH="$DENO_INSTALL/bin:$PATH"' >> ~/.bashrc
設定の反映
シェルを再起動するか、以下のコマンドで設定を即時反映させます。
Bash
source ~/.bashrc
4. インストールの確認
バージョン情報を表示させて、正しくインストールされたか確認します。
Bash
deno --version
出力結果:
Plaintext
deno 1.x.x (release, x86_64-unknown-linux-gnu)
v8 1x.x.xxx.xx
typescript 5.x.x
このようにバージョンが表示されれば成功です。
5. 動作確認(Hello World)
せっかくなので、簡単なTypeScriptコードを動かしてみます。
DenoはURLから直接コードを実行できるのが特徴です。
Bash
deno run https://examples.deno.land/hello-world.ts
コンソールに以下が表示されればOKです。
Plaintext
Hello, World!
また、ローカルファイルを作成して実行する場合も確認しておきます。
Bash
# ファイル作成
echo 'console.log("Hello from Local Deno!");' > main.ts
# 実行
deno run main.ts
アップデートとアンインストール
アップデート手順
Deno自体にアップグレードコマンドが内蔵されています。これは便利。
Bash
deno upgrade
特定のバージョンを指定したい場合:
Bash
deno upgrade --version 1.30.0
アンインストール手順
Denoは $HOME/.deno に全て入っているので、ディレクトリごと削除するだけで完了です。
Bash
rm -rf ~/.deno
※ .bashrc に追加したパスの設定も不要であれば削除してください。
まとめ
Node.jsのように nvm などのバージョン管理ツールを入れなくても、サクッと導入できるのがDenoの良いところです。これからTypeScriptで書き捨てのスクリプトを書く時はDenoを活用していこうと思います。

コメント