WindowsのAutoRun.infのような設定ファイルを書く方式ではありませんが、Macでもドライブのアイコンを変更することは可能です。
ただし、Macの場合は「設定ファイル」ではなく、「不可視のアイコンファイル」をドライブのルートに配置し、ドライブ自体に「カスタムアイコンを持っている」という属性(フラグ)を付与するという仕組みになっています。
プログラマ的に、そして「下ごしらえ」を大事にする料理人的な視点で、2つの方法を解説します。
1. 最も簡単な方法(手動:ドラッグ&ドロップ)
これはGUIで「盛り付け」をするような感覚です。
- アイコンにしたい画像(
.icns形式がベストですが、.pngや.jpgでもOK)をコピーします。 - Finderで対象のドライブを右クリック > 「情報を見る」(
Cmd + I)。 - ウィンドウ左上にある小さなアイコンを選択して、そこにコピーした画像をペースト(
Cmd + V)します。
これで、そのドライブ内に不可視の .VolumeIcon.icns が自動生成されます。
2. エンジニア向けの方法(CLI:自動化・スクリプト用)
FXツールなどの配布用ディスクイメージ(DMG)を作成する場合など、コードで制御したい場合はこちらが本命です。
Macでは、アイコン情報は以下の2つの要素で成り立っています。
- ルート直下の不可視ファイル:
/.VolumeIcon.icns - ボリュームの拡張属性:
com.apple.FinderInfo
手順(コマンドライン)
- アイコンファイルの用意
.icnsファイルをドライブのルートに.VolumeIcon.icnsという名前でコピーします。cp my_icon.icns /Volumes/MyDrive/.VolumeIcon.icns - 属性の付与(ここが重要)ファイルがあるだけではアイコンは変わりません。「カスタムアイコンを使ってね」というフラグを立てる必要があります。
# SetFileコマンド(Xcode Command Line Toolsが必要)を使う場合SetFile -a C /Volumes/MyDrive
※SetFile -a CのCは “Custom icon” の略です。 - Finderの再起動反映されない場合は、Finderを再起動するか、一度ドライブをアンマウントして差し直します。
注意点:Windowsとの互換性
- ファイルシステム: ドライブが
FAT32やexFATであれば、Macで設定した.VolumeIcon.icnsはWindowsからは単なる「隠しファイル」として見えますが、Windowsのアイコンには反映されません。 - 共存: Windows用の
AutoRun.infとMac用の.VolumeIcon.icnsを両方入れておけば、両方のOSでそれぞれのカスタムアイコンを表示が可能です。

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