一目惚れから結婚する確率を仮定に基づいて計算していますが、フェルミ推定で大胆な仮定をおいておりあくまで思考実験レベルの推定と考えてください。
ステップ1:一目惚れの発生確率
- 定義
生涯で少なくとも1回「一目惚れ」を経験する人の割合 - 仮定値
20%(※1)
※1 恋愛調査では「一目惚れ経験あり」が20~30%とのデータあり(文化差が大きい)
ステップ2:相互の一目惚れ確率
- 定義
AがBに一目惚れし、同時にBもAに一目惚れする確率 - 計算式:
(一目惚れ発生率) × (相手も一目惚れする条件付き確率)
- 仮定値
- 自分が一目惚れした相手が自分に一目惚れする確率:2%(※2)
- 計算:
0.2 × 0.02 = 0.004(0.4%)
※2 出会いの場(例:街中)で相互に惹かれる確率は極めて低いと推定
ステップ3:交際開始確率
- 定義
相互一目惚れ後、実際に連絡先交換→デート→交際開始に至る確率 - 仮定値
30%(※3)
※3 出会い系サービス以外ではアクション起こす割合が低いと想定 - 計算
0.004 × 0.3 = 0.0012(0.12%)
ステップ4:結婚に至る確率
- 定義
交際開始後、結婚する確率 - 仮定値
- 交際期間3年以内の結婚率:15%(※4)
- 計算:
0.0012 × 0.15 = 0.00018(0.018%)
※4 日本の平均交際期間2.9年・結婚率を考慮
ステップ5:生涯出会い人数の影響
- 定義
生涯で「一目惚れ可能な出会い」がある人数 - 仮定値:
- 10代~50代で「潜在的に恋愛対象となり得る出会い」:年5人×40年=200人
- 計算:
1 - (1 - 0.00018)^200 ≈ 0.035(3.5%)
※ 二項分布を用いた近似計算
確率計算の結果
約3.5%(※あくまで仮定値の積算)
【検証データとの比較】
- 内閣府調査(2020):「結婚したきっかけ」で「一目惚れ」と回答:1.8%
- 計算結果(3.5%)は実測値(1.8%)とオーダー的に近いが、以下の要因で差異が生じます:
- 交際継続率の過大評価
- 出会い人数の推定誤差
- 「一目惚れ」の定義ブレ
【確率を上げる現実的な方法】
- 出会いの機会増加:年5人→10人にすれば確率≈6.8%
- 自己アピール力向上:「相互一目惚れ率」2%→4%で確率≈7.0%
- 交際持続力強化:結婚率15%→30%で確率≈7.0%
【結論】仮定に基づく理論値:3.5%
- 実測値(日本):1.8%
- 「一目惚れ結婚」は確率的にレアだが、戦略的に出会いを増やすことで可能性は上昇
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