Vimの「矩形(くけい)選択」モード(Visual Block モード)を使った操作です。
このモードは、ソースコードのインデントを揃えたり、特定の列だけをごそっと入れ替えたりする際に非常に強力です。
1. 矩形選択の開始
まず、操作の起点となる場所にカーソルを合わせます。
Ctrl + vを押すと、画面下に-- VISUAL BLOCK --と表示されます。h,j,k,l(または矢印キー)で範囲を広げ、矩形(長方形)状に選択します。
2. 各操作のコマンド
選択範囲が確定したら、以下のキーを押します。
コピー(ヤンク)
yを押します。選択範囲がコピーされ、ノーマルモードに戻ります。
削除(切り取り)
dまたはxを押します。選択範囲が削除されます。削除された内容はバッファに保存されるため、そのまま「貼り付け」に使うことも可能です。
3. 【応用】矩形選択中によく使う操作
矩形選択は「編集」と組み合わせるとさらに真価を発揮します。
特定のカラムを整理する際、この Ctrl + v → d → p の流れをマスターしておくと、作業スピードが劇的に上がりますよ。
- 一括挿入 (
Shift + i):矩形選択した範囲の左端に同じ文字を一気に入れたい時(例:全行の先頭に//を足す)。Ctrl + vで範囲選択。I(Shift + i) を押す。- 挿入したい文字を入力(この時は1行目しか変わらないように見えます)。
Escを押すと、選択した全行に反映されます。
- 一括追加 (
Shift + a):矩形選択した範囲の右端に文字を足したい時。Ctrl + vで範囲選択。A(Shift + a) を押す。- 文字を入力して
Esc。
- 一括置換 (
r):選択した範囲をすべて特定の1文字(例:すべてスペースにする)に変えたい時。Ctrl + vで範囲選択。rを押した後、変えたい文字(例:Space)を1回押す。

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