「The Rules Japan 恋と結婚の“ルールズ”」の書評・要約

読書
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現代の日本では、男性から積極的に誘うことが減っているため、女性が待ちすぎると婚期を逃す可能性もあるという懸念も示されています。しかし、骨のある男性を獲得するには、この「追わせる」方法は有効であるとも述べられています

基本的な考え方

女性から積極的にアプローチしない

男性は本能的に追いかけたい生き物であり、女性からグイグイ来られると気持ちが離れてしまうと説明されています。恋愛においては、女性から歩み寄るのではなく、男性を上手に追わせることが重要です。

実践のための基礎

出会いの場に行くことと身だしなみを整えること

恋人を作りたいのであれば、家で待っているのではなく、パーティー、趣味の会、美術館など、男女が出会う可能性のある場所へ行くべきだと述べられています。また、男性に興味を持ってもらうためには、おしゃれをして自分を大切にすることが重要です。

3回目までのデートの重要性と4回目以降

最初の3回のデートまで実践し、4回目以降から徐々に自分を出していくことが、男性を夢中にさせるための鍵となります。

最初の3回のデートが重要

初対面から3回目のデートまでの印象が、その後の関係性を大きく左右するとされています。この期間は、特に以下の点に注意すべきです。

  • 女性から電話やLINEをしない
    連絡は男性から来るのを待ち、返信もすぐにしない方が良いとされています
  • デートは短く切り上げる
    最初のデートは物足りないくらいがベストであり、2~4時間程度に留めるべきだとされています。電話も長電話は避けるべきです
  • 話しすぎない
    最初のデートで悩みや個人的な話をしすぎると、男性は冷めてしまう可能性があります。共通の趣味などの楽しい話題に留め、聞き役に徹することが推奨されています
  • 土曜日のデートの約束は水曜日までにする
    直前の誘いは、都合の良い女性だと思われる可能性があるため、断るべきだとされています
  • デートの場所は女性寄りとする
    最初の3回のデートでは、女性の家の近くなど、男性に足を運んでもらうようにすることが推奨されています
  • デートでは男性にご馳走してもらう
    男性は好きな女性にご馳走したいと思うものであり、それによって豊かさを感じるとされています

4回目以降のデート:徐々に自分を出す

3回目のデートで良い印象が確立されていれば、4回目以降は少しずつ自分の素を出していくことが許容されます

絶対ルール10選

  1. 「最初の接触は男性から」
    • SNSやデートの誘いは男性に委ね、女性は「待つ姿勢」を徹底
      好意があっても「いいね」や既読無視は控える
    • 日本独自解釈: 男性の「面子」を重視し、LINE返信は遅めに・短文で
  2. 「謎と高貴さを保て」
    • 過去の恋愛話・収入・家庭事情を不用意に話さず、「神秘性」を演出
    • 具体例: デート中は「実は私、〇〇の資格を持ってるの」とさりげなくアピールし、興味を引き留める
  3. 「週1デートルール」
    • 頻繁なデートは「安っぽさ」を印象付ける
      男性に投資(時間・費用)させ、真剣度を測る。
    • 例外: プロポーズ後の交際ではペースを緩和
  4. 「肉体関係は婚約後」
    • 早すぎる肉体関係は「結婚対象外」とみなされるリスクを強調
      男性の「狩猟本能」を刺激するため、我慢させる
  5. 「嫉妬戦略」
    • SNSに「男性友人との写真(ただし曖昧に)」を投稿し、ライバル意識を煽る。
  6. 「自立した女性」アピール
    • 仕事や趣味に没頭する姿を見せ、「手に入れたい」欲求を刺激
      ただし「忙しすぎて連絡できない」はNG
  7. 「家族・友人との付き合い」管理
    • 親しい人との関係を深める前に、男性の真剣度を厳密に審査
      「両親に会いたい」と言わせるまで待つ
  8. 「感謝より称賛」
    • 「ありがとう」より「あなたって本当に頼りになる!」と男性の自尊心を満たす言葉を選ぶ
  9. 「婚活イベントは秘密」
    • 他の男性と婚活サイトを利用している事実は絶対に漏らさない
  10. 「ルール違反は即終了」
    • 浮気・約束破りには一切の妥協なし
      「別れる勇気」が最終的な結婚への近道と説く

日本文化に特化した戦略

  • 「奥ゆかしさ」の演出: 自己主張しすぎず、男性の「ヒロイン願望」をくすぐる(例: 和服デートで上品さをアピール)。
  • 「義理チョコ」の逆利用: 本命以外からもチョコをもらい、SNSで投稿し焦らせる。
  • 「実家戦略」: 田舎の実家に招待し、「家庭的で貞淑」なイメージを植え付ける。

実践的アドバイス

  • 「ルールズ」の応用範囲はあくまで「結婚願望のある伝統的男性」に限定し、TPOで使い分ける。
  • 自己分析の重要性がルールに縛られる前に、「自分が本当に求めている関係」を明確化する。
  • 男性側の視点で本書のルールを逆読みし、相手が「ルールズ」を使っている可能性を警戒する。

レビュー

27歳 男性
27歳 男性

男性読者です。男性目線としては、、

男性としてどうしたら熱量のある恋ができるのか?
そのヒントがあるのではと思い読了しました。

これから読もうと思っている方へ。
この本は、あなたを好きではない男性を好きにさせる本ではないです。
あなたを気にかけている人がどんどんあなたを好きになるための本です。
そしてゴールは男性からのプロポーズ、幸せな結婚生活にフォーカスされています。

以下、感想です。
書いてある内容は真理だと思いました。
本書では男性にとって「手に入れにくい」かつ「一緒に居て楽しい女性」を満たすための具体的な行動事例が複数書いてあります。それは男性が自然と惹かれてしまうミステリアスな一面を持つ女性の振る舞いと言われています。

自分の経験からも過去に長続きしたのは掴めそうでつかめないような女性でした。

付き合うまでのスピードが早かった人は趣味や性格が一致していても燃え尽きてしまいました。
5回振られてやっと付き合った人でも恋人になったらベタベタして熱量を維持できませんでした。
どうして私自身がそのような心理状態になったのかわかりませんが結果として自分はそのような心理状態を経験しました。

また男性という目線で非常に面白いことに気が付きました。
「手に入れにくい」女性を実現するための禁止事項は、男性が遊びの彼女を作るために「やるべきこと」として男性向けの恋愛指南書に書いてあります。例えば初夜でお泊り、お悩み相談で何でも洗いざらい話してもらうことで懐に潜り込んでいく等です。女性が気を緩めてついやってしまうこと。それを自然と引き出せる男性は女性にモテやすいということなのでしょうか。男性向け、女性向け両面の指南書を読んで納得感が高まりました。

本書に書いてあることは文面だけを見ると単純です。
一つ一つの行動は能力に依存しないので簡単に見えますが、結果に対して即効性も無く、淡々と続ける必要があるのでルールズを遂行するのは難しいと書籍でも言われています。

このルールズを実行している人は自律していて芯のある女性として男性の目に映ると思いました。
彼女になってくれても突然、「やりたいことができたから来月から海外に済むことにしたの」と言い出しそうな清々しい人です。実際に言わずとも自分の隣にいることが無条件に彼女を幸せにすることではないと思わせるような人。そんな人なら一緒に居るための手段はもうプロポーズというたった1つしかないと男性に確信させることができそうです。結婚しない理由もないし結婚するというのはやはり違和感でしか無かったので爽快でした。

ななし
ななし

愛してくれる人の見つけ方and沼らせ方

篩にかけつつ飼い慣らすので、必然的に勝率があがるなぁと思いました。

自分を追いかけてくる人に対して、手に入りにくい自分でいることで愛されるという原理かなぁと思いますので、好きな人にこれをやって愛されるというよりは、やっても追いかけてきたら成功、ダメなら次という感じです。
とはいえ、上手に追いかけさせる方法がかいてありますので、やってみる価値はあるかなと思いました。
あっという間に読めて、内容も面白かったです。

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