オリーブオイルは体に良いと思っていたがインスリン抵抗性を高め脳卒中・脳梗塞のリスクが高まるのは意外だった、、サイゼリヤでオリーブオイルをサラダにかけて岩塩で少し味を調整して食べるの好きだったんだけど。
接種すべき油
体に良い油として積極的に摂取することが推奨されているのは、オメガ3脂肪酸を豊富に含む油です。その中でも特に推奨度が高いと考えられる順に説明します。
- 魚の油 (魚油)
EPA(エイコサペンタエン酸)とDHA(ドコサヘキサエン酸)というオメガ3脂肪酸が豊富に含まれており、糖尿病対策として有用であるだけでなく、リノール酸による炎症の持続を抑える働きや、発生した炎症を鎮める効果も期待できます。マグロのトロ、サンマなどの青魚、イワシ、サバなどが良い例として挙げられています。糖尿病の改善を希望する人や、病気予防のために効果が科学的に証明されている第一の油として挙げられています。 - 植物性のオメガ3脂肪酸が豊富な油
魚油の次に、シソ油、エゴマ油、アマニ油などが、オメガ3脂肪酸であるアルファリノレン酸を豊富に含んでいると紹介されています。アルファリノレン酸は体内で必要に応じてEPAやDHAに変換されます。これらの油は、リノール酸を多く含む他の植物油とは異なり、積極的に摂取したい脂質とされています。チアシードにも同様のアルファリノレン酸が含まれていることが言及されています。 - 動物性脂肪
オメガ3脂肪酸が豊富な油を摂ることが最善であるものの、それが難しい場合の代替として、安価で危険な植物性油脂を使うよりは、動物性脂肪を使う方が断然安全であると述べられています。バターのように飽和脂肪酸やオレイン酸が豊富な動物性脂肪は、多くの植物油よりもはるかに安全であるとされています。ただし、動物性脂肪の過剰摂取はインスリン抵抗性を招く可能性があることには注意が必要です。
重要な点として、目標とするのは血中脂質のリノール酸系とオメガ3系の比率を2対1以下にすることであり、そのためにはEPAとDHAを1日に1グラム程度摂取すること、そしてリノール酸系の脂肪酸の摂取を極力減らすことも大切だとされています。
したがって、体に良い油の優先順位としては、魚油(EPA/DHA)が最も推奨され、次いで植物性のオメガ3脂肪酸が豊富な油(アルファリノレン酸)、そしてそれらの代替として動物性脂肪が比較的安全な選択肢として挙げられます。
接種すべきでない油
- キャノーラ油
ラット実験で強力な寿命短縮作用があり、テストステロン値を異常に下げ、インスリン抵抗性を引き起こしやすくする、インスリン分泌を抑制する、脳卒中、腎障害、動脈硬化、骨粗しょう症などを促進する、ダイオキシンより強い環境ホルモン作用を示すなど、糖尿病対策には禁忌の油脂とされています。 - 人工的に硬化した植物油 (マーガリン、ショートニングなど)
植物油に水素を添加して作られ、キャノーラ油と同様に強力な寿命短縮作用やインスリン分泌抑制など、様々な害を身体に与えることがわかっています。 - オリーブオイル
一般的に健康的な油として知られていますが、インスリン抵抗性を高める、脳卒中を促進する、寿命を縮める、発がんを促進する可能性があると指摘されています。ラットの実験では、他の油と比較して前がん細胞の発生が多かったと報告されています。 - ココナッツオイル
キャノーラ油と同様にステロイド5α還元酵素の阻害により環境ホルモンのように働き、前立腺肥大の抑制効果がないばかりか前立腺がんを増やす可能性が指摘されている医薬品と同様の作用が起こりうる とされています。糖尿病だけでなく全ての人にとって避けたい油脂とされています。 - パーム油
発がんを促すことが知られており、糖尿病との直接的な関連でも深刻な悪作用を及ぼし、インスリン抵抗性を高めることがわかっています。 - リノール酸が多くアルファリノレン酸が少ない油
具体名としては挙げられていませんが、紅花油などが該当すると考えられます。これらの油はインスリン抵抗性を起こしやすく、血糖値を上げる ことがわかっており、親の多量摂取によって子が肥満体質になりやすい、動脈硬化や心血管病、がん、アレルギー、炎症性疾患を促進する可能性も指摘されています。
これらの油脂は、糖尿病のリスクを高めたり、健康に悪影響を及ぼす可能性があるため、摂取を避けるべきだと述べています。
個人的まとめ
現代日本で糖尿病患者が急増している原因は、糖質の摂り過ぎではなく、油の摂取にある
- 糖尿病患者の急増
日本では糖尿病が強く疑われる人が1960年の20万人から2012年には950万人にまで増加しており、生活環境因子の変化が原因として考えられます。特に、1960年から2010年の間に糖質摂取量が減少し、脂質摂取量が3倍に増えたことが特徴的です。 - 果糖の影響
果糖の摂取量と糖尿病の有病率には強い相関は見られませんでしたが、果糖は中性脂肪を作りやすい性質があります。また、血糖値を上げにくいものの、ヘモグロビンA1cを生成しやすい可能性があります。 - 糖尿病の犯人としての油(脂質)
脂質の中でも特に摂取量が増えている植物性油脂が、肥満やインスリン抵抗性を引き起こし、糖尿病の原因となっていると主張しています。 - 脂肪酸の種類と蓄積性
摂取する油脂を構成する脂肪酸の種類によって体の蓄積しやすさが異なり、飽和脂肪酸やオレイン酸、リノール酸は筋肉や肝臓に蓄積しやすい傾向があります。特に、一般的なイメージとは異なり、リノール酸は好ましい脂肪酸ではないとされています。 - 避けるべき油
- キャノーラ油: ラット実験で寿命短縮作用、男性ホルモン低下、インスリン抵抗性などを引き起こすことが示唆されています。
- 人工的に硬化した植物油(マーガリン、ショートニング): 同様に寿命短縮やインスリン分泌抑制などの害があることが分かっています。
- オリーブオイル: インスリン抵抗性を高める、脳卒中を促進する、発がんを促進する可能性があるとされています。
- ココナッツオイル: 環境ホルモンのように働き、前立腺がんを増やす可能性が示唆されています。
- パーム油: 発がんを促し、インスリン抵抗性を高めることが分かっています。
- リノール酸が多くアルファリノレン酸が少ない油: インスリン抵抗性、高血糖、動脈硬化などを促進する可能性があります。
- 積極的に摂るべき油(オメガ3脂肪酸)
魚油(EPA、DHA)、シソ油、エゴマ油、アマニ油などに多く含まれるオメガ3脂肪酸は、体に蓄積しにくく、インスリン抵抗性を生じさせにくい脂肪酸です。また、炎症を抑える働きもあります。リノール酸とオメガ3脂肪酸の摂取バランスが重要です。 - 動物性脂肪
安価で危険な植物油脂を使うよりは、動物性脂肪を使う方が安全であるとされています。ただし、過剰摂取はインスリン抵抗性を招く可能性があります。
これまで体に良いとされてきた油の中にも、糖尿病のリスクを高める可能性があるものがあるとし、油の種類を見直すことの重要性を強調しています。
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