昨今のリモートワークの普及に伴い、通勤から解放されたのは良いものの、1日中椅子に座り、歩くのはトイレに行く際の10数歩と、夕飯のUber Eatsを受け取るため玄関までの10数歩だけという日があり、1日で100歩未満なんてことも珍しくなく、極端な運動不足が数年続いています。
椎間板ヘルニアは、いきなり腰が痛くなるわけではなく、初期症状としては腰ではなく膝上あたりの骨付近がピリピリと痛がゆい状態になることがあります。これは坐骨神経痛で、仙骨から足へと分岐している神経が坐骨で圧迫された結果として、痛みが足に現れるのです。
この坐骨神経痛の段階で、姿勢を正しくし、ストレッチや散歩などの運動を取り入れることで、椎間板ヘルニアにまで症状が進行するのを防ぐことができます。しかし、不摂生な生活を急に改めることが難しい場合、ある日突然、腰に激痛が走り、椎間板ヘルニアが発症してしまうことがあります。
リモートワークが増えてから、それに比例して20代の椎間板ヘルニア患者も増えてきていると、整形外科の先生がおっしゃっていました。
椎間板ヘルニア発症まで
私個人が経験をしたことで全体に当てはなるかはわかりません。
- 2022年7月左足の膝上の太もも外側が痛みだす
2,3日に1回の程度間隔で左足の膝少し上の太ももの外側の骨に近い部分がピリピリと痛かゆくなり1,2分揉むと症状が緩和
- 2022年8月左足の膝上に続き右足の膝上の太ももの外側が痛みだす
1ヶ月もすると左足の膝上に続き右足の膝上の太ももの外側の骨がピリピリ痛かゆくなる
- 2022年9月足の痛みの範囲が広がる
しばらくすると左右両足で痛かゆい範囲が大きく膝上から中程にかけてピリピリしだす
- 2022年11月腰に激痛が!
朝起きようと思うと腰が痛すぎて起きれず、、、ギックリ腰かと思ったが瞬間的な痛みではなく継続的に痛みが続き治まる気配もなく「ヘルニア」と悟る
痛くて動けずトイレに行くにも痛みに耐え1時間かけて・・・
- 2022年11月整形外科へ行く
近くの評判の良さそうな整形外科を探しタクシーで行くがシートに座るまで5分
病院にてレントゲンを撮るが椎間板ヘルニアか微妙な軟骨の飛び出し具合(?)で念の為にMRIも撮って来てほしいとのことで、早速翌日外部の施設を予約をお願いし、ブロック注射を打ってもらい嘘みたいに痛みがなくなる
処方された痛み止めとロキソプロフェンの湿布を薬局でもらい、ブロック注射で腰も痛くないので歩いて帰る
- 2022年11月MRIを撮りに行く
MRIを撮りに行く、タクシーを手配しようかと思ったが痛みもなく電車で移動
MRIを撮り終わり30分ほど待ちMRIのデータの入ったCD-Rと診断書をもらうちなみにこのデータはビュアーさえ入れれば見れるそうです
- 2022年11月「椎間板ヘルニア」の確定診断
再度整形外科に行きCD-Rと診断書を見ていただき「椎間板ヘルニア」の確定診断となる。手術を覚悟したが10年ほど前から半年間はリハビリをし改善が見られない場合に手術適用されるそうで半年間は週2回のリハビリとなる
→ 椎間板ヘルニアはL4かL5が患部となることが多いですが私はL3が患部でした - 2022年11月グダグダで。。
2週間ほどは腰が痛く動けずほぼ寝たきりで体重が5Kg減り食欲もなくなる
椅子に座る姿勢が痛くて寝てるか立っている姿勢が楽だった - 2022年12月サウナに通う
寝てばかりで鬱になりそうなので気分転換にサウナに行きサウナルームでストレッチをするとかなり楽になる
- 2022年12月リハビリ開始
リハビリに週2で30分通い簡単なストレッチ2種類を先生と一緒にやる
先生に教えていただいたストレッチをサウナルームでやる - 2023年2月リハビリ終了
3ヶ月目に途中経過を診てもらい改善したとの事でリハビリが終了
- 2023年5月腰に違和感
リハビリが終わり3ヶ月程度調子良くヘルニアであることを忘れるほどだったが、講演で1時間立ちっぱなしで講演が終わった後に腰に違和感を感じる
- 2023年6月カイロプラクティックに週1で通う
カイロプラクティックを紹介してもらい1ヶ月間週1回のペースで通う
→ 1時間1万円だけあり体幹調整はぴかいち - 2023年7月カイロプラクティックに2週に1回通う
ある程度筋肉バランスも良くなり2週間に1回程度を2ヶ月続けてほぼほぼ腰の違和感もなくなりカイロプラクティックは終了
- 2023年12月再び腰が・・・
寒さ増す12月に腰に違和感がある日が増えてきて不安になる日々を送っていた時に、六本木の下り坂道を歩いている時にいきなりガクッと腰がやられる
→ タクシーでなんとか自宅まで帰れたので助かった - 2024年3月「仙骨枕」と出会う
知り合いからヘルニアのリハビリで良い先生がいると教えていただき早速予約し行き「仙骨枕」に出会う
- 現在仙骨枕でストレッチ継続
月に1,2回仙骨枕を使用したストレッチで腰の違和感もなくなりほぼ完治した
→ 仙骨枕でストレッチするようになってから前屈で+30cmでカチカチだったのが+10cmまで改善する(調子がいいと指先が床につくまでになる!)
椎間板ヘルニアとは
椎間板ヘルニア(ついかんばんヘルニア、spinal disc herniation)は、ヘルニアの一種であり、椎間板の一部が正常の椎間腔を超えて突出した状態である。
椎体と椎体の間には人体最大の無血管領域と呼ばれる椎間板が存在している。椎間板は中央にゼラチン状の髄核、周囲にはコラーゲンを豊富に含む線維輪から成る。この髄核や線維輪の一部などが突出した状態が椎間板ヘルニアである。Macnabによる分類が有名である。
多くの動物は脊椎を重力に垂直にして生活しているのに対し、人間は二足歩行であるために脊椎は重力と平行方向となる。このため、立位では椎間板には多くの負荷がかかる。
椎間板ヘルニアは、下位腰椎 (L4/5, L5/S1) が最多で、次に下位頸椎に多く、胸椎には少ない。胸椎に少ないのは、胸郭により、椎体間の可動性が頚椎や腰椎に比べ少ないことによる。また、神経根走行の関係から、下位腰椎では、上位腰椎に比べ、神経根症状を起こしやすく、発見されやすい面もあるかもしれない。高齢になると、下位頚椎での可動性が減少し、ヘルニアが起こりにくくなり、比較的上位の頚椎病変を来しやすくなる。すなわち、椎間板ヘルニアは、よく動く脊椎の部分で起こりやすいのである。
症状
腰椎椎間板ヘルニアの場合、症状は、片側の下肢痛が多いが、巨大又は中程度であっても真後へ突出したヘルニアの場合、両側で症状が出現する。下肢痛は、当該椎間板ヘルニアによる神経根圧迫により生じる。教科書的には、L4/5では、L5症状が出る。腰痛の他、下肢の疼痛、しびれ、場合によっては大きな浮腫みまで見られ、足が上げられない位に重くなる、動かせないなどの自覚症状に加え、障害された神経の支配領域に感覚障害を呈したり、運動神経の麻痺による筋力低下を来たすことがある。さらに、腓返りなどの痙攣も誘発しやすくなる。稀に、排尿障害を呈する(S2-5症状)。
神経根 | 放散痛 | 感覚障害 | 脱力 | 筋萎縮 | 反射 | 誘発試験 |
---|---|---|---|---|---|---|
L1 | 鼡径部、大腿内側 | 鼡径部、大腿内側 | なし | |||
L2 | 腰背部、側腹部、大腿前内側部 | 大腿前内側部 | 膝伸展の筋力低下 | 大腿四頭筋 | 膝蓋腱反射低下 | FNST |
L3 | 腰背部、股関節部、大腿前外側部 | 大腿前外側部 | 膝伸展の筋力低下 | 大腿四頭筋 | 膝蓋腱反射低下 | FNST |
L4 | 臀部、大腿後外側部、下腿前面、足背内側 | 下腿内側、足趾内縁 | 足内反位、背屈筋力低下 | 大腿四頭筋 | 膝蓋腱反射低下 | FNST |
L5 | 仙腸関節の上から股、下肢外側、足背まで | 下腿下部外側、1~2趾間足背 | 足、母趾の背屈低下、踵立ち困難 | 中臀筋、膝屈筋、前脛骨筋、長母趾伸筋、長、短趾伸筋 | 後脛骨筋腱反射 | SLR |
S1 | 仙腸関節の上から股、下肢後面、足外縁まで | 腓腹部背側、足趾外縁 | 足、母趾の底屈低下、つま先立ち困難 | 大臀筋、長、短腓骨筋、腓腹筋、ヒラメ筋 | アキレス腱反射低下 | SLR |
巨大ヘルニアの場合、馬尾症状が出現することがあり、脊柱管狭窄症の馬尾神経型と類似した症状を呈する。有名な症状は、間欠性跛行(はこう)であり、神経根周囲の血流障害により生じることが知られている。
上位腰椎椎間板ヘルニアの場合、腰痛(いわゆるL2障害)や股関節痛(L3障害など)を訴えることもある。それ以外の場合、腰痛は訴えないのが典型的である。
若年性椎間板ヘルニアは、椎間板内圧が高く、高齢者に比べ、強い症状を呈しやすい。また、下肢挙上時の腰椎股関節伸展拘縮(緊張性ハムストリングス)に代表されるように、反応が強く出やすい。
仙骨とは
仙骨(せんこつ、英: Sacrum)とは、脊椎の下部に位置する大きな三角形の骨で、骨盤の上方後部であり、くさびのように寛骨に差し込まれている。その上部は腰椎の最下部と結合しており、下部は尾骨と結合している。
仙骨となる仙椎骨は、胚発生でははじめの1か月の終わりころに上位の脊椎が先に形成し、その後に形成していく。誕生時の5つの仙椎は、16–18歳ごろから徐々に癒合をはじめ、およそ34歳くらいまでに1つの仙骨として完全に癒合する。
仙骨は3つの異なる面を持っており、それぞれが様々な形状を形成する。仙骨は4つの他の骨と関節結合する。全体に彎曲しており、前傾している。前方に凹面になっている。仙骨底は前方に突出し、岬角を形成している。ここが仙骨の最上部である。中央部は大きく背側に湾曲し、骨盤腔の空間を形成している。側方への2つの突出は仙骨翼と呼ばれ、腸骨とL字型の仙腸関節を形成する。
仙骨枕
椎間板ヘルニアによる腰痛や腰の違和感に悩まされてきました。調子が悪いと起き上がるのも一苦労します。高額なカイロプラティックも試しましたが効果は一時的で、根本的な解決には至りませんでした。そんな時、出会ったのが「仙骨枕」でした。
仙骨枕は、骨盤の土台となる仙骨を支えることで、骨盤の歪みを整え、腰への負担を軽減する効果が期待できるアイテムです。
最初の数日は、特に変化を感じませんでしたが、1週間ほど使い続けると、朝の腰の痛みが軽減していることに気づきました。起き上がるのが楽になり、日中の活動も以前よりスムーズになりました。
椎間板ヘルニアは、慢性的な痛みを伴う辛い病気ですが、仙骨枕とストレッチは、その症状を劇的に改善する可能性を秘めています。
仙骨枕で改善できる症状
背骨コンディショニングで改善が期待できる症状はたくさんあります。
腰痛 | 手根管症候群 | 自律神経失調症 |
坐骨神経痛 | リウマチ | 四十肩、五十肩 |
椎間板ヘルニア | 頭痛 | 婦人科系疾患 |
脊柱管狭窄症 | 肩こり | 過呼吸 |
すべり症 | 首の痛み | パニック障害 |
歩行困難 | メニエール病 | 内臓の不調 |
膝痛 | ばね指 | 股関節痛 |
疲れやすさ | むくみ | 冷え性 |
めまい | 耳鳴り | 突発性難聴 |
花粉症 | アレルギー | 喘息 |
キアリ奇形 | パーキンソン病 |
参考

コメント