石浜神社

観光

寿老神をお祀りしている石浜神社は、聖武天皇神亀元(724)年9月、勅願によって当地に鎮守され、源頼朝が藤原泰衡征討の折、当社に祈願して「神風や 伊勢の内外の大神を 武蔵野のここに 宮古川かな」と詠み、大勝の目的を果たしたので後日、社殿を造営寄進し、神恩に報いました。

ご由緒

聖武天皇の神亀元年(724)9月11日、勅願によって鎮座され、以来1297年の歴史を持っています。

文治5年(1189)、源頼朝の奥州征討に際しての社殿の寄進、弘安4年(1281)、蒙古襲来の折、必勝を祈念しての、鎌倉将軍家お取り次ぎによる官幣(かんぺい:天皇から神に捧げる礼物)のご奉納などを経て、中世初めには大社としての発展を見ました。
殊に、千葉氏、宇都宮氏などの関東武将の信仰は篤く、関八州より、多くの参詣者を集めたと、伝えられています。

東に隅田の大川、西に霊峰富士、北に名山筑波といった名勝に恵まれ、江戸近世における社運はさらに隆昌、『江戸名所図会』(※)などにも大きく納められるところとなり、「神明さん」の通称のもと、市民の間にその名を馳せました。明治5年(1872)、郷社に格付けされ、以後、時の流れと共に名称などに変化はあったものの、ご神徳・社運の輝きはいよいよ高く、今日に及んでおります。

ご祭神

  • 天照大御神(あまてらすおおみかみ)
    天(あめ)の下(した)すべての根源をなし、天地四方を照らす太陽神で、わが国ご祖神としてまつられ、この世と万物の秩序安泰をお守りくださいます(伊勢の内宮のご祭神)。
  • 豊受大御神(とようけのおおみかみ)
    天の下のすべてに必要な作物・食物を産み出され、お守り下さる神としてまつられます(伊勢の外宮のご祭神)。

歴史

724年(神亀元年)に創建された。

奥州征討の折、源頼朝が戦勝を祈願し、また元寇の際に朝廷は鎌倉幕府7代将軍・惟康親王を勅使として戦勝を祈願させた。いずれの戦役にも勝利したことから、中世以降、関東武士をはじめ、多くの人々の崇敬を集めることになった。

なおこの地域には中世の鎌倉・南北朝時代から安土桃山時代頃にかけて石浜城が存在し、当社付近が城跡候補地の1つとされており、東京都の遺跡地図上では当社北側が埋蔵文化財包蔵地となっている。

当社には、神社には珍しく神道式霊園「石浜霊園」を経営しており、神道に基づく葬儀を挙行することができる。

アクセス

ご祭神《主》天照大神,豊受姫大神
創建時代神亀元年(724)
創始者聖武天皇
文化財石浜神社鳥居(寛永二年八月哉生明銘)(区指定文化財)
石浜神社鳥居(安永八年銘)(区指定文化財)
麁香神社社殿(区登録文化財)
伊勢物語の歌碑(区登録文化財)
亀田鵬斎の詩碑(区指定文化財)
麁香神社関係資料[区指定](区指定文化財)
手水鉢(元禄元年十二年吉日銘)(区登録文化財)
庚申塔3基(貞享三年五月吉祥日銘他)(区登録文化財)
富士講関係石造物群(区指定文化財)
名称石濱神社
読み方いしはまじんじゃ
通称しんめい様
参拝時間午前9時から午後5時
参拝料なし
トイレ石浜城址公園に公衆トイレがあり
御朱印あり
電話番号03-3801-6425
ホームページhttp://www.ishihamajinja.jp/
住所東京都荒川区南千住3-28-58
最寄り駅JR常磐線 南千住駅
地下鉄日比谷線 南千住駅
つくばエクスプレス 南千住駅
 徒歩15分

参考

ホーム | 石浜神社
石浜神社 - Wikipedia

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