長光山 陽岳寺

観光

門前仲町に佇む陽岳寺は、江戸時代の「縁切寺」の歴史と未来へ向けた革新が共存するユニークな寺院。アートな御朱印やプロジェクションマッピング法要、VR坐禅体験など、ITを駆使した新しい仏教体験が魅力です。境内では愛らしい猫たちがお出迎え。悪縁を断ち切りたい方はもちろん、お寺の新しい可能性に触れたい方、そして猫好きにもたまらない、温かく開かれたお寺です。

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ご本尊

盧舎那仏(るしゃなぶつ)

(出典:陽岳寺 公式HP)

ご真言

盧舎那仏

「オン・アボキャ・ベイロシャノウ・マカボダラ・マニ・ハンドマ・ジンバラ・ハラバリタヤ・ウン」

(おん・あぼきゃ・べいろしゃのう・まかぼだら・まに・はんどま・じんばら・はらばりたや・うん)

ご本尊以外に安置されている像

  • 薬師如来: 山手大空襲の火災から免れた霊験あらたかな仏様。
  • 閻魔大王: 本堂裏手の墓地に祀られています。

開山・開基

  • 開基: 向井左近衛将監源忠勝

山号・宗旨・宗派

  • 山号: 長光山
  • 宗旨・宗派: 臨済宗妙心寺派

属性

当サービスにおいて表示される属性情報は、神社仏閣名、主祭神、御本尊、住所、地名など複数の信頼できる情報源を総合的に照合・検証の上、提供しております。
ただし、歴史的変遷や地域による解釈の相違、情報源間での差異などにより、必ずしも正確性を保証するものではございません。特に宗教施設に関しては、宗派や時代によって解釈や表現が異なる場合がございます。

陽岳寺の属性を判断するにあたり、その歴史的背景と、特に現代における活動の性質を重視しました。

  1. 歴史的役割 – 「駆け込み寺」: 陽岳寺は江戸時代、幕府公認の「縁切寺」でした。これは、苦しむ女性たちが既存の状況(悪縁)から逃れ、新しい人生を始めるための「変化」の場所であったことを意味します。「風」の属性は、停滞した状況を動かし、新しい流れを生み出す「変化」を象徴します。悪縁を断ち切るというご利益は、まさに古い空気を一掃し、新しい風を呼び込む力と言えるでしょう。
  2. 現代の活動 – 革新と情報発信: 副住職を中心としたITの活用(VR坐禅、プロジェクションマッピング)、アートな御朱印、SNSでの積極的な情報発信は、陽岳寺の最も際立った特徴です。これらは、従来の仏教の枠にとらわれず、新しい時代の「風」を常に取り入れ、社会と繋がろうとする姿勢の表れです。「風」は知恵や情報を象徴する属性でもあり、陽岳寺の活動はまさに現代的な方法で仏教の知恵を人々に届ける試みです。
  3. ご本尊と宗派: ご本尊は盧舎那仏、宗派は臨済宗です。禅宗である臨済宗は、坐禅を通じて自己の内面と向き合い、悟りを目指します。この精神的な探求と自由な精神性は、「風」が象徴する「形にとらわれない自由な思考」と親和性があります。

陽岳寺は、古い縁を断ち切り新しい流れを生み出す「変化」の力と、現代的なアプローチで新しい知恵や情報を発信する革新性を持つ、まさに「風🎐」の属性を持つ寺院であると結論付けました。現状を打破したい方、新しいアイデアやインスピレーションを求めている方、そして自由な発想に触れたい方に、強くおすすめしたい場所です。

歴史

  • 寛永元年(1624年): 旗本・青木直宗夫妻の援助を受け、獨湛和尚により創建される。
  • 江戸時代: 松平家の帰依を受け、「駆け込み寺(縁切寺)」として幕府から公認される。多くの女性を救済した歴史を持つ。
  • 昭和20年(1945年): 東京大空襲により、山門と土蔵を残して全焼。
  • 平成26年(2014年): 副住職により、お寺の活性化を目指す「寺GO飯(てらごーはん)」プロジェクトが始まる。
  • 平成28年(2016年): 本堂再建。

ご由緒

江戸時代初期、寛永元年に創建された陽岳寺は、当初から庶民に開かれた寺院でした。特に、江戸幕府に公認された「縁切寺」として、夫の暴力や借金などに苦しむ多くの女性たちの駆け込み寺となり、その命と未来を救ってきたという大切な歴史を持っています。

戦災で一度は伽藍のほとんどを失いましたが、近年、若き副住職を中心に、ITやアートを取り入れた様々な活動を開始。「寺GO飯」やVR坐禅、プロジェクションマッピング法要など、現代に即した仏教の伝え方を模索し、お寺と社会の新しい関係性を築いています。

伝説

猫の恩返し

陽岳寺には代々猫がおり、大切にされています。現副住職が子供の頃、境内で弱っていた猫を助けたところ、その猫が恩返しをするかのように福を招き、お寺が少しずつ良い方向へ向かっていったという心温まる逸話があります。今でも境内では愛らしい猫たちが参拝者を迎えてくれます。

ご利益

  • 悪縁切り・良縁結び: 縁切寺であった歴史に由来します。
  • 病気平癒: 空襲を免れた薬師如来様のご利益。
  • 諸願成就

境内の見どころ

  • 現代的な本堂: 平成28年に再建された、明るくモダンなデザインの本堂。
  • アートな掲示板: 副住職が描く、仏教の教えを分かりやすく伝えるイラストが人気です。
  • 猫たち: 境内で自由に過ごす猫たちの姿に癒されます。お寺のアイドル的存在です。
  • 駆け込み寺の痕跡: 境内には、かつて女性たちが駆け込んできた際の「縁切寺」としての歴史を伝えるものが残されています。

参拝の注意点

境内の猫たちに癒されますが、優しく見守ってあげてください。御朱印対応やイベントなどで寺務所が不在の場合もあるため、確実に御朱印をいただきたい方は事前にSNS等で確認することをおすすめします。

関係のある有名人

  • 春風亭柳朝 (五代目): 落語家。お墓があります。

アクセス

山号長光山
宗旨・宗派臨済宗妙心寺派
創建時代寛永14年(1637)
開山・開基向井将監源忠勝
名称臨済宗妙心寺派 陽岳寺
読み方りんざいしゅうみょうしんじは ようがくじ
通称下町深川の禅寺 陽岳寺(ようがくじ)
参拝時間(開門時間)午前7時~午後5時
参拝時間午前9時~午後5時(不在の場合あり)
(原則、交差点の門がしまっております。門を正面に見て左手のスライドドアーから入り、中を進んで、ドア横のピンポンを鳴らしてください)
(直書きをご希望の場合、住職がいない場合があります、お電話にて事前にご連絡ください)
御朱印あり
季節や行事に合わせたカラフルでアートな御朱印が人気です。副住職がデザインしており、一枚一枚に想いが込められています。
電話番号03-3641-1580
ホームページhttps://www.yougakuji.org/
住所東京都江東区深川2-16-27
最寄り駅東京メトロ東西線・都営大江戸線「門前仲町駅」
 1番出口より徒歩5分

ソーシャルメディアのURL(Instagram、Xなど)

近くの神社仏閣

  • 永代寺: 徒歩約3分
  • 深川不動堂: 徒歩約7分
  • 富岡八幡宮: 徒歩約9分

近くの食事処

  1. 九四八 (きゅーよんぱ): 鮮度抜群の鶏を使ったこだわりの焼鳥店。
  2. とんかつ丸七 深川不動店: 厚切りのカツが人気のとんかつ店。
  3. 魚三酒場 富岡店: 新鮮な魚介類が楽しめる人気の居酒屋。
  4. こうかいぼう: 優しい味わいのラーメンが評判のラーメン店。
  5. 門前茶屋: あさりを使った深川めしが名物のお店。

参考

臨済宗妙心寺派 長光山陽岳寺ホームページ|虹の彼方に | 東京都江東区にある深川の禅寺
東京都江東区門前仲町駅より徒歩5分の交差点に、臨済宗妙心寺派(禅宗)陽岳寺(ようがくじ)はあります。この場所から、約400年、下町情緒あふれる深川の町を見守ってきました。そして、これからも。陽岳寺では古式に則り、「お経と日本語」でのお勤めを...

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