新宿の高層ビル街にありながら、平安時代から続く歴史と自然が融合した神社です。学業祈願はもちろん、富士塚のパワースポットや七福神巡りも楽しめます。御朱印は2種類の書体が特徴で、正月限定のバージョンも見逃せません!
延喜3年(903年)の創建であるといわれ、祭神は菅原道真です。建久8年(1197年)に源頼朝が社殿を造営したといわれていますが、詳しいことは不明です。寛文元年(1661年)に現在地に移転し、柏木・成子地区の鎮守となりました。
社殿のわきに新宿区指定文化財の7個の『力石』があります。秋の大祭には村の若者たちが力くらべをしたといいます。石には重さと持ち上げたと思われる人の名前が刻まれています。
また境内奥には、新宿区登録史跡の『富士塚』があります。もと天神山という小山があり、それを大正9年に改造したものです。「丸藤成子講」という講組織が、柏木地区を中心に活動していましたが現在は活動を中止しています。
歴史とご由緒
- 創建:延喜3年(903年)、菅原道真公が大宰府で亡くなった報せを受けた家臣(佐伯と斎宮)が、道真公の木像を当地(当時は柏木村鳴子)に祀ったことに始まります。
- 中興:
- 鎌倉時代:源頼朝が社殿を造営。
- 江戸時代:春日局が徳川家光から土地を賜り、「天満天神社」として再興。寛文年間の火災で記録を焼失後、現在地に遷座しました。
- 近代:
- 戦災で焼失(1945年)、1966年に再建。
- 2014年には「再整備プロジェクト」で境内に高層マンションを併設し、社殿を一新しています。
伝説・逸話
- 家臣の悲願:道真公の死を嘆いた家臣が像を祀った際、元々当地にあった天照大神を祀る「大神宮」と共存させ、神域を継承しました。
- 武家の崇敬:
- 源頼朝や関東管領・上杉憲実が社殿造営に関与。
- 江戸切絵図では広大な社地が描かれ、当時の勢力を示しています。
- 富士塚の災害:大正9年(1920年)築の富士塚は、関東大震災や東日本大震災で崩落。頂上の木花咲耶姫像は落下し、浅間神社前に再建されました。
ご利益
- 主祭神:菅原道真公(学問の神)。
- 主なご利益:
- 学業成就・合格祈願(受験生に人気)。
- 厄除け:撫で牛(境内の牛像)の体の悪い部分を撫でることで治癒を祈願。
- 境内社のご利益:
- 浅間神社(富士塚麓):子宝・安産・縁結び。
- 鳴子稲荷神社:商売繁盛。
- 水神宮:井戸の神(水利・健康)。
アクセス
東京メトロ丸ノ内線「西新宿」駅1番出口より2分
都営地下鉄大江戸線「都庁前」駅E2出口より8分
JR線「新宿」駅より徒歩11分
西武新宿線「西武新宿」駅より徒歩12分
【公式】ーめぐり天神ー 成子天神社・東京都新宿区西新宿
めぐり天神「成子天神社」の公式ホームページです。西新宿八丁目に静やかに佇む神域、千百年を超える歴史を持つ天神様のお社です。
郵便番号 | 〒160-0023 |
住所 | 東京都新宿区西新宿8-14-10 |
最寄駅・アクセス | 東京メトロ丸ノ内線 西新宿駅から徒歩2分 都営地下鉄大江戸線 都庁前駅から徒歩8分 JR 新宿駅から徒歩11分 |
電話番号 | 03-3368-6933 |
Webサイト | http://www.naruko-t.org/ |
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