鹽竈神社(しおがまじんじゃ)

観光

藤原鎌足の末裔奥州の雄藩仙台藩主陸奥守伊達綱村が、元禄八年冬、陸奥国一宮塩竃大明神をその本祠より江戸汐留の藩邸内に勧請したのにはじまり、その後安政三年春現在地に遷座。衆庶の参拝するところとなった。自然環境の保全に努めている。

新橋の喧騒の中にひっそりと佇む鹽竈(しおがま)神社は、仙台藩伊達家ゆかりの歴史を持つ神社です。安産・子授け、海上安全、そして縁結びにご利益があるとされ、都会のオアシスとして地域の人々やビジネスパーソンに親しまれています。コンパクトながらも格式ある雰囲気を持つ、隠れたパワースポットを訪れてみませんか。

御祭神

  • 鹽土老翁神(しおつちのおじのかみ): 航海の安全、安産、海上守護、潮の満ち引きを司る神様です。
  • 武甕槌命(たけみかづちのみこと): 武道の神、国家鎮護の神。
  • 経津主命(ふつぬしのみこと): 武道の神、国家鎮護の神。

※上記の二柱は、総本宮である宮城県の鹽竈神社の御祭神と同じであり、通常、本社から分祀される際には同じ神様が祀られます。

歴史

1695年(元禄8年)、仙台藩藩主伊達綱村が、領地の鹽竈神社より分霊を勧請し、汐留にあった仙台藩江戸上屋敷内に創建した。

1856年(安政3年)、現在地にあった仙台藩江戸中屋敷に移転するとともに、一般人の参拝を許可した。明治時代になり、仙台藩関係者が去った後も「安産の神」として崇敬を受けてきた。

境内は旧仙台藩江戸藩邸だったこともあり、旧藩主家の伊達家が所有していた。1930年(昭和5年)、地元の要望を聞き入れる形で当時の伊達家当主伊達興宗伯爵は、地元町内会「愛宕下町会」に土地を寄付し、町会が所有・管理する東京唯一の公園「塩釜公園」として開園した。1972年(昭和47年)に港区に移管された。

ご由緒

江戸時代、仙台藩主・伊達家の江戸下屋敷(現在の新橋4丁目あたり)に、領地である陸奥国一宮・鹽竈神社の御分霊を勧請し、藩の守護神として祀られたのが起源とされています。明治維新後、廃藩置県によって土地が民間払い下げとなった際も、地域住民が神社の存続を願い、現在の地へ遷座し、地域の守護神として今日に至ります。

ご利益

  • 安産・子授け: 特に女性に人気の高いご利益です。
  • 海上安全・大漁満足: 海の神様としての性質から、航海や漁業の安全を守ります。
  • 縁結び: 良縁を結ぶご利益があるとも言われています。
  • 交通安全: 新橋という交通量の多い地域にあることから、交通安全祈願も多いです。
  • 厄除け・開運

境内の見どころ

  • コンパクトな社殿: 新橋のビル群の中にありながら、手入れの行き届いた清々しい空間です。
  • 狛犬: 社殿を守る狛犬は、威厳があります。
  • 都会のオアシス: 喧騒の中で一息つける静かな空間として親しまれています。

アクセス

御祭神《主》塩土老翁,武甕槌命,経津主命
名称新橋鹽竃神社
読み方しんばししおがまじんじゃ
通称鹽竃さま
御朱印あり
限定御朱印なし
御朱印の郵送対応なし
電話番号03-3431-3710
住所東京都港区新橋5-19-2
最寄駅

◼︎都営三田線 御成門駅
 徒歩約8分

◼︎JR京浜東北線 新橋駅
◼︎JR上野東京ライン 新橋駅
◼︎JR東海道本線 新橋駅
◼︎JR山手線 新橋駅
◼︎JR横須賀線 新橋駅
◼︎都営浅草線 新橋駅
徒歩約12分

◼︎新交通ゆりかもめ 汐留駅
 徒歩約12分

近くの神社仏閣

  • 烏森神社(からすもりじんじゃ): カラフルな御朱印や、勝負運・宝くじにご利益があるとされる人気のある神社。
  • 日比谷神社(ひびやじんじゃ): かつて「鯖稲荷」と呼ばれ、虫歯封じにご利益があったというユニークな歴史を持つ神社。
  • 愛宕神社(あたごじんじゃ): 「出世の石段」で知られ、防火や出世開運にご利益があります。
  • 金刀比羅宮(ことひらぐう): 虎ノ門に位置し、商売繁盛や縁結びにご利益があります。

参考

鹽竈神社 (東京都港区) - Wikipedia
鹽竈神社

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