東京都世田谷区代沢に鎮座する神社で旧社格は村社で、旧下北沢村の鎮守であり、かつては世田谷城の鬼門守護として城主吉良頼康氏の勧誘により創建されました。
天気がよければ冬の境内から冨士山を眺めることもできます。
江原啓之氏が奉職していた神社としても知られています。
神社の場合は御祭神
主神
誉田別命(ほんだわけのみこと) (応神天皇 )
相殿
- 比売大神(ひめおおかみ)
- 大帯姫命(おおたらしひめのみこと)
属性
地属性 (推定)
八幡神社は多くの場合、その土地に根ざした信仰と結びついており、地域を守護する性格から「地」の属性を強く持つと考えられます。また、主祭神である応神天皇も、国の基礎を築いた神として「地」の要素と親和性が高いと推測されます。
社殿とお祭り

現在の社殿は昭和53年に改築されたものですが、神楽殿は明治26年に鎌倉の鶴岡八幡宮の舞殿を参考にして建てられ、都内でもこれだけの大きさのものはないといわれています。
例大祭はもともと毎年9月18日~19日でしたが、戦後は9月第1土曜日を宵宮(よいみや)、日曜日を本宮(ほんみや)と定めておこなわれるようになり、本宮では、各睦会大小20数基の神輿や太鼓が連合して宮入りし、境内では壮観な光景が展開されます。
また3年に一度、宮神輿の渡御行われます
富士山遥拝(はいよう)所

北澤八幡神社は都内で境内から富士山が遥拝(ようはい)できる数少ない神社の1つです。『八幡さま御鎮座550年事業』により、以前から境内に点在していた富士山の溶岩から富士山遥拝所が作られました。
江戸時代に盛んに行われた富士信仰を後世に伝えていきたいという思いが込められています。
ご利益
- 家内安全:家族の健康と安全を守る。
- 厄除け:災厄を払い除ける。
- 商売繁盛:商売が栄え、利益が増す。
- 開運招福:運が開け、幸福が訪れる。
- 学業成就:学業の成功、試験合格。
- 身体健全:健康な体を保つ。
境内の見どころ
- 本殿:歴史を感じさせる重厚な佇まい。
- 末社:境内には、稲荷神社や天満宮など、様々な末社が祀られています。それぞれの神様にご挨拶し、多様なご利益を祈願するのも良いでしょう。
- 神楽殿:例大祭などで神楽が奉納される舞台。
- 参道:緑豊かな参道は、都会の喧騒から離れて心を落ち着かせることができます。
アクセス
御朱印受付時間が平日と祝日で違うます
・平日は10時-16時まで
・祝日は9時-17時まで
住所 | 〒155-0032 東京都世田谷区代沢3-25-3 |
電話番号 | 03-3422-1370 |
祈祷受付時間 | 電話受付/10:00~16:00 ※前日までに要予約 |
御朱印受付時間 | 平日は10時-16時まで 祝日は9時-17時まで |
例大祭日 | 9月の第1土日 |
御祭神 | 応神天皇 比売神 神功皇后 仁徳天皇 |
御利益 | 厄除、縁結、安産、健康長寿、技芸上達 |
鉄道 | 小田急線・井の頭線『下北沢駅』南西口より徒歩12分 井の頭線『池ノ上駅』から徒歩8分 |
HP | http://www.tokyo-jinjacho.or.jp/setagaya/2949/ |
最寄り駅 | 小田急線・京王井の頭線 下北沢駅 徒歩約10分 京王線 笹塚駅 徒歩約15分 |
近くの神社仏閣 (徒歩20分圏内、約2km)
- 森厳寺: 北澤八幡神社のすぐ近くにあるお寺で、世田谷区最古の寺院の一つとされています。
- ご本尊: 阿弥陀如来
- 守り本尊: 戌(いぬ)・亥(いのしし)の守り本尊
- 圓泉寺: 森厳寺のさらに近くにあるお寺です。
- ご本尊: 不動明王
- 守り本尊: 酉(とり)の守り本尊
- 観音寺: 下北沢駅周辺にあるお寺です。
- ご本尊: 聖観世音菩薩
- 萬昌院功運寺: 下北沢駅の北側にあるお寺です。
- ご本尊: 釈迦如来
- 太子堂八幡神社: 三軒茶屋方面に位置する、こちらも八幡神社です。北澤八幡神社とはまた異なる趣があります。
参考

北澤八幡神社(北澤八幡秋まつり) | 下北沢 | 日本、東京都世田谷区
下北沢駅から徒歩12分、北澤八幡神社の例大祭(北澤八幡秋まつり)。令和七年(2025年)は9月6日(土)〜9月7日(日)に行われます。
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