松尾寺(まつおでら)は、奈良県大和郡山市にある真言宗醍醐派の別格本山の寺院。山号は松尾山または補陀洛山(ふだらくさん)。本尊は千手千眼観世音菩薩。開基(創立者)は養老2年(718)、「日本書紀」の完成と自らの42歳の厄除けを祈願した舎人親王(とねりしんのう)によって創建されたと伝わる。「日本最古の厄除け寺」と称され、「厄除け観音」として本尊木造千手観音立像(秘仏)が名高く、厄除祈祷の大本山である。2月・3月の初午の日の縁日には多くの参詣者でにぎわう。境内にはバラ園があり、バラの名所としても知られる。なお、寺名は「まつのおでら」「まつのおさん」などとも呼ばれる。境内には湧き水もある。
- 宗派:真言宗醍醐派
- 山号:松尾山または補陀洛山
- 本尊:千手千眼観世音菩薩
- 開基:舎人親王
舎人親王

舎人親王(676〜735)
天武天皇の皇子として生まれます。日本に伝存する最古の正史、『日本書紀』を編纂した人物と知られています。さらには万葉集にも3首の和歌が残るなど歌人としての一面もありました。松尾寺の他にも同じ大和郡山市内にある東明寺も舎人親王による開基とされています。
日本最古の厄除霊場「厄攘(やくじょう)」唯一の祈祷寺
日本最古の厄除霊場「厄攘(やくじょう)」唯一の松尾寺
厄除開運、家内安全、交通安全、病気平癒、自動車祈祷、商売繁盛、お宮詣り、七五三詣り、十三詣り、安産祈願、合格祈願、諸願成就、霊障・除霊、工事安全、社運隆昌、旅行安全、転宅安全
厄攘は「やくじょう」と読みますがGoogle IMEでは出てきません。
厄攘とは厄を盗むことで松尾寺は皆様の厄を盗む日本最古の厄除霊場です。
年中行事
1月1日〜31日 | 初詣・厄除開運祈願祭・松尾山七福神祭 |
1月3日 10時〜 | 歳旦祭 |
1月15日 9時〜 | 左義長(とんど) |
1月18日 9時〜 | 初観音 |
2月2日 | はつうま・厄除観音出現記念大祭(松尾寺修正会) |
2月3・4日 | 節分・立春厄除祭・松尾山七福神祭 |
2月14日 | 二のうま厄除祭 |
3月10日 | 松尾寺の初午厄除祭(修二会) |
3月22日 | 二の午厄除祭 |
4月1日〜11月30 | 日本唯一の舎人親王像 公開 |
4月18日 | 松尾山水子観音誕生祭 |
4月29日 9時〜 | 松尾山お花まつり満願日(やくよけ袈裟いただき) |
舎人親王676年誕生祭 | |
5月3日〜5月第4日曜日 | お花畑(バラ)一般公開 |
5月中旬〜6月初旬 | 松尾山の群生サツキ |
6月下旬〜 | カサブランカ回廊 |
9月1日〜11月10日 | 秋の寺宝公開 |
9月1日〜8日 | 松尾山修験道まつり(役行者像特別公開) |
9月13日 18時〜 | 松尾寺お月見 |
10月1日 10時〜 | 松尾山の秋祭 |
11月1日〜10日 | 厄除観音奉納書道展 |
11月3日 | 秘仏「厄除観音」特別開扉 |
11月15日〜25日 | 伝承地への紅葉狩り |
12月31日 23時〜 | やくよけ除夜祭 僧衣を着た小学生、先着108人の参詣者、参詣者全員の順で厄除けの鐘をつく「除夜の鐘つき修行」が行われます。 |
文化財
- 十一面観音立像(奈良国立博物館寄託)
木造(桜)漆箔、一木造、像高110.6cm、平安時代後期 - 絹本著色釈迦八大菩薩像(奈良国立博物館寄託)
高麗時代 - 絹本著色阿弥陀聖聚来迎図(奈良国立博物館寄託)
鎌倉時代
(以上重要文化財) - 金銅金具装山伏笈(奈良国立博物館寄託)
県指定文化財 - 十一面観音立像(宝蔵殿安置)
木造(檜)素地、寄木造、像高43cm、室町時代、市指定文化財
松尾寺霊泉
厄除観音様にお供えする閼伽水として、また、千余年の昔より醸造に適した水として知られ、不老長寿のお香水と言う信仰もある。
人気なのかお一人様3分以内となっておりますが30秒くらいで500mlペットボトルがいっぱいになります。
世界各国のバラの花が楽しめる“お花畑”

大和松尾寺の境内で、バラの花が楽しめる“お花畑”があるのは、福寿院の前で、世界各国を原産地とする、大中小の色とりどりのバラが栽培されています。その数は、80種類約500株です。
アクセス
施設名 | 松尾寺 |
所在地 | 〒639-1057 大和郡山市山田町683 |
TEL/FAX | 0743-53-5023 / 0743-53-5022 |
URL | http://www.matsuodera.com/ |
宗派 | 松尾山真言宗 |
拝観時間 | 09:00~16:00 |
交通アクセス | 最寄り駅からの交通 JR 大和小泉駅 ・歩60分(4㎞) ・バス松尾寺口下車 歩30分(2㎞) |
駐車場 | ・第一駐車場(門前) ・第二駐車場(中腹)駐車場無料 普通車約100台、大型車約10台 |
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