秋葉神社

観光

秋葉神社(あきばじんじゃ)とは、東京都台東区松が谷にある神社である。

東京上野の地に鎮座する秋葉神社は、防火の神様として古くから信仰されてきました。特に江戸時代には「秋葉信仰」が盛んで、火伏せの神として崇められ、多くの人々が防火を願って参拝しました。都会の中心にありながら、一歩足を踏み入れれば静寂に包まれ、心が落ち着く空間が広がっています。火災から身を守り、平穏な暮らしを願う人々にとって、秋葉神社は心の拠り所となるでしょう。

御祭神

火之迦具土神(ひのかぐつちのかみ)

属性

秋葉神社の御祭神である火之迦具土神は、まさに「火」の神様です。そのため、秋葉神社は「火」の属性を持つ神社と考えられます。火属性のパワースポットは、行動力と思考力に長け、物事を達成する底力を持つ「火」の属性を持つ人に良い相性とされています。しっかりと考えて行動することで願いが叶うことを教えてくれます。

ご由緒

当初の名は鎮火社といった。1869年(明治2年)暮れの大火を受け、明治天皇の勅命により翌1870年(明治3年)に現在のJR秋葉原駅構内(東京都千代田区神田花岡町)の地に、火の神火産霊大神、水の神水波能売神、土の神埴山毘売神の三柱を祀神として勧請したのが始まりである。

江戸時代の江戸の街は度々大火災が発生した事から、神仏混淆の秋葉大権現(秋葉山)が火防(ひぶせ)の神として広く信仰を集めていたが、本来この社は秋葉大権現と直接の関係はない(東京府が秋葉大権現を勧請したとする史料もあるが、当時の社会情勢からみても明らかに誤伝である。)。しかし、秋葉大権現が勧請されたものと誤解した人々は、この社を「秋葉様」「秋葉さん」と呼び、社域である周辺の火除地(空地)を「秋葉の原(あきばのはら)」「秋葉っ原(あきばっぱら)」と呼んだ。「あきば」は下町訛りで、本来の秋葉大権現では「あきは」と読む。

鎮火社はいつしか秋葉社となり、1888年(明治21年)日本鉄道が建設していた鉄道線(現在の東北本線)が現在の上野駅から秋葉原駅まで延長され、秋葉の原の土地が払い下げられたのに伴って現在地に移転した。その後1930年(昭和5年)に秋葉神社と改名された。

歴史

明治2年、現在の秋葉原駅にあたる地域一帯で起きた大火災により、翌3年当時の東京府によって鎮火三神を祀る神社が創建されたのがはじまり。
以降、東京一円の火災鎮護の祈願所として広く信仰され「秋葉さま」の呼称で親しまれたことから、この地は「秋葉っ原」「秋葉の原」等と呼ばれ、これが現在の【秋葉原】の由来にもなっている。
明治21年、鉄道開通・駅設置のため神社は現在の地に遷座されたが、その後も火難除・厄除の神社として篤い信仰を集めている。

ご利益

  • 火災除け
  • 家内安全
  • 厄除け
  • 商売繁盛(火を扱う商売にとって)

境内の見どころ

  • 本殿: 火之迦具土神を祀る厳かな社殿です。
  • 手水舎: 清らかな水で心身を清める場所です。
  • 狛犬: 境内の入り口を守る狛犬は、その造形にも注目です。

アクセス

ご祭神火産霊神  ‐ 火の神様
埴山比売神 ‐ 土の神様
水波能売神 ‐ 水の神様
創建時代明治3年
名称秋葉神社
読み方あきばじんじゃ
参拝時間授与所対応時間 通常9時~16時30分
※御朱印受付も同様
御朱印あり
電話番号03-3844-5748
住所東京都台東区松が谷3-10-7
最寄り駅地下鉄銀座線 稲荷町駅
 徒歩10分

地下鉄日比谷線 入谷駅
 徒歩5分

近くの神社仏閣

  • 湯島天満宮(湯島天神): 上野広小路駅から徒歩圏内。学問の神様として有名な菅原道真公を祀る神社です。秋葉神社からは1km圏内にあるため、徒歩10分程度の距離です。
  • 上野東照宮: 上野公園内に位置。徳川家康公を祀る、豪華絢爛な社殿が特徴の神社です。秋葉神社からは1.5km圏内にあるため、徒歩15分程度の距離です。
  • 神田神社(神田明神): 秋葉原電気街の近くに位置し、秋葉神社から2.3kmと少し距離がありますが、徒歩20分圏内で行くことができます。アニメやサブカルチャーとのコラボでも有名です。

参考

秋葉神社 (台東区) - Wikipedia

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